Guillaume Talbi(ギヨーム・タルビ)
「彫刻とドローイングは、私にとって常に対話のための空間である。表現するということは、形態を発明し、それに空間の中で身体を与えること――それは鑑賞者との一種の対話を生み出す行為でもある。素材や表現をより自由に扱うことができるほど、作品はより生き生きと現在性を帯び、見る人すべてに開かれた“家”のような存在となる。」
1987年、フランス・シャトールー生まれ。現在はパリと中国を拠点に活動。
パリ国立高等美術学校(École Nationale Supérieure des Beaux-Arts)卒業。
現在、アラン・グタルク・ギャラリー(パリ)およびカルテ・ブランシュ・ギャラリー(北京、杭州)と協働。
これまでにフランス国内外で個展およびグループ展を多数開催。主な展覧会に:
ル・ラム美術館(Le LaM:リール・メトロポール近代・現代・アウトサイダー美術館)、ヴィルヌーヴ=ダスク(2016)
ドローイング・ナウ・アートフェア(Drawing Now Art Fair)、パリ(2016、2025)
Yishu 8 – House of Arts、北京(2018)
イレヴン・スティーンズ・アートセンター、ブリュッセル(2019)
シャペル・ドゥ・ラ・ヴィジタシオン、トノン=レ=バン(2020)
ギメ東洋美術館およびオテル・パルティキュリエ・ハイデルバッハ、パリ(2022)
新フランコ=中国学院(Nouvel Institut Franco-Chinois)、リヨン(2024)
Shun Art Gallery、東京(2026)
ドローイング、絵画、そして彫刻を横断する作家として、彼は色彩と素材を中心に据えた作品世界を展開している。
その制作の根底には「場」という概念がある。
彼の作品は、擬人化された存在や動物、植物を思わせる形態として現れ、素材を通して具体化されることで、ひとつのハイブリッドな世界を形成する。粘土、石膏、セメント、レジン、蝋、木、石、金属、紙などの素材と直接向き合い、手のジェスチャーを通して生命を吹き込むことを重視している。
素材との継続的な実験を通して、その詩的で謎めいた特質に導かれながら制作を進める。彼の方法は経験的(エンピリカル)であり、独自の制作プロセスと構築の論理に基づいている。その中では時間の経過が可視化され、素材には指先の痕跡が刻まれる。こうして生まれる作品は、時間の体験を内包し、手によって具体化された「時間の感覚」を体現している。